風呂敷理論の“真実” | 施設長の学び!

風呂敷理論の“真実”

風呂敷理論の“真実”
 「風呂敷理論」というものがあるそうです。
 たまたま先日、小学校の先生から教えてもらいました。

 拡げた風呂敷の、どこか一箇所を摘んで引き上げれば、やがて全体が持ち上がります。
 同様に、「ある部分を向上させることが、結果的に全体の向上につながる」という訳です。


 障害者支援にも通じるところがあるようです。
 しばしば私たちは、長所に着目した支援を行ないます。うまく長所が伸びていけば、その人に自信が芽生えて積極的・活動的になり、“生きる力”の強化をもたらすからです。

 ところで、偶然にも風呂敷理論を別の“切り口”で耳にしました。ある企業経営者の言葉です。
 拡げた風呂敷を持ち上げようとする場合、四隅を均一に上げる必要はない。一箇所を持ち上げても、結果的に全体が持ち上がるし、労力は4分の1で済む。
 言っていることは小学校の先生と同じなのですが、労力に目が向いているところが面白いですね。

 少々調べてみたところ、人材育成ではなく組織運営の比喩として、風呂敷理論を持ち出している人もいました。「向上しようとする者が1人でもいれば、その影響は組織全体に及ぶ」とのことでした。

 この他、「鉛筆削り理論」というものも見かけました。
 「短所を削り取っていけば、その人の長所が、鉛筆の芯のように現れてくる」というもの。
 風呂敷理論の亜種でしょうか。短所を削り取るという行為が具体的にはイメージしにくいのですが、“短所に着目しない”と解釈すれば、おおむね納得できます。

 いきなり全体に働きかけるのではなく、まずは見込みのある部分に注目・注力しよう…。
 さまざまな“理論”で主張されていることは、ほぼ共通しています。それだけ“真実”に近いのかも知れません。