施設長の学び!

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生徒を呼び捨てにする先生

生徒を呼び捨てにする先生
 ウチの施設では、中高生らのインターンシップを受け入れています。
 福祉の仕事に興味を持っている生徒もいれば、たまたま割り当てられただけという生徒も。いずれにせよ、受け入れる側としては、この機会に良い刺激を得てほしいと願うばかりです。

 ところで、インターンシップの受け入れに際し、疑問に思っていることがひとつ。
 学校の先生が、生徒を呼び捨てにしているのです。


 私自身、中高生のころは先生から呼び捨てにされていました。それを当然として、疑問視することはありませんでした。

 しかし現在、私は“呼び捨て”という行為・処遇について、いささか敏感になっています。
 福祉の業界に身を置いていることや、障害者虐待防止法の施行、それを受けた実践などが、少なからず影響しているのでしょう。

 虐待防止についての研修で、私は「利用者を呼び捨てにしない」「『ちゃん』や『くん』は避ける」「できるだけ『さん』で統一」などと教わりました。
 普段から気安い呼び方、なれなれしい呼び方をしていると、やがて相手への敬意が損なわれ、不敵な態度となって表れる。それが虐待への“萌芽”となる…このようなメカニズムも学びました。教育の現場にも当てはまりそうに思われます。

 「教師‐生徒」の関係性は、「当事者‐支援者」の関係性とは異なるのかも知れません。
 ですが、虐待に至るメカニズムが当てはまるとすれば、やはり何らかの制度的な対応が必要となるのではないでしょうか?

 インターンシップの現場を見回りに訪れた先生が、生徒たちを呼び捨てにするたび、私はチクリとした違和感を覚えてしまいます。

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