ゴッサム・シティが無法地帯に 『バットマン:ノーマンズ・ランド』(1)

 バットマンシリーズ屈指の超大作。
 DC系ヒーローたちの複数のタイトルを横断しつつ、1年にわたって連載されたそうな。

 巨大都市ゴッサム・シティで、謎の伝染病が蔓延し、大地震まで発生。中心市街地のある島が壊滅状態になったため、米政府は本土からの“隔離”を決める。
 残されたのは、犯罪者やホームレス、高齢者、本土から流入した不法移民、新興宗教の狂信者、あえて留まった復興ボランティア、治安維持に努める警察官、などなど…。

 弱肉強食の無法地帯と化したゴッサム・シティに平和を取り戻そうと、絶望的な戦いに身を投じるバットマン。

 マンガ『バイオレンス・ジャック』、映画『ニューヨーク1999』、小説『魔界都市〈新宿〉』みたいな。
 魅力的な舞台のおかげか、それぞれに動き回るヒーローや悪人、市民たちの群像劇に、どこか歴史絵巻や神話みたいな趣が。
 強大な力を誇るスーパーマンでさえ、すさみきった市民たちの心は救えず、失意のままに退散してしまう。

 4巻まで出るというこのシリーズ、これからどーなるんだろ?

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