人間の奥深さ、複雑さ 『火星の人類学者』

 脳神経科医がユニークな症例を紹介してる本。

 盲目が治ったために“視覚”に悩まされることになった人、有能な外科医なのにトゥレット症候群(奇矯な言動が頻発してしまう障害)という人、幼少期に住んでた寒村の風景画ばかり強迫的に描き続ける人、自閉症だけど動物学者として高く評価されてる人…などなど。人間に秘められた奥深さや複雑さについて思い知らされるケースばかり。

 それでも、著者は“正常/異常”みたいな捉え方をせず、個々人に寄り添い、障害を抱えながら生きる者の人間性に迫ろうとしており、そんな姿勢には好感が持てます♪

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