西部劇っぽくて燃える 『ウルヴァリン:オールドマン・ローガン』

 ウルヴァリンが主役のアメコミ。なんだけど、通常のマーベルコミックとは異なる世界が舞台。

 スーパーヒーローたちが敗れ去り、文明が崩壊しかかってるアメリカ。ヒーローだった過去を封印し、年老いた農夫としてひっそり暮らしてるウルヴァリン(ローガン)。そこにかつての仲間が現れ、危険な仕事を持ちかけてきて…という、まるで西部劇みたいな物語。

 大物ヴィランに分割支配されてるアメリカという“現在”の状況も興趣をそそるんだけど、ヒーローたちがことごとく敗北し、ローガンが隠遁するに至った“過去”の出来事が面白い。ヒーローたちのカッコ良さをわざと踏みにじるような、何とも意地悪な描き方が特徴的。

 で、すべての謎が明らかになった終盤、ガマンにガマンを重ねていたローガンが、ついにブチ切れ、ウルヴァリンとして爪を解き放つ。
 こーゆー“お約束”の展開がまた西部劇っぽくて燃えるのです♪