サンダルを突っかけて浜辺に出るような 『島旅はいつも自転車で』

 日本国内の、北は礼文島から南は波照間島まで、22の島々を自転車で走った旅行記。

 折りたたみや分解ができるコンパクトな自転車を携え、飛行機やフェリーなどで島に渡って、悠々とポタリング。
 著者は自転車を「サンダル」に例え、サンダルを突っかけて浜辺に出るような、気軽な旅を実践して見せる。

 実に楽しそう。個人的に折りたたみ自転車を入手したばかりなので、真似したくなるぞ。

 雑誌連載をまとめたものらしく、各島ごとの紀行文は短く、読み味も軽い。
 短いからこそポイントを絞って書いてあり、そこに著者の性格とか感性がうかがえて興味深い。

 地元住民との“ふれあい”が素っ気なかったり、悪天候でスケジュールが狂ったり…そんな状況でも、旅慣れてる著者はポジティブに捉え、情緒あるエピソードに仕立ててる。
 連載だけに毎回一定の“品質”を保たなきゃならなかったはずだし。

 とは言え、旅行って決して思いどおりには進まないものなので、残念な出来事にも妙味を見出せる、ココロの柔軟さは身に着けたいものです♪

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