読解力が足りませんでした 『キュー』

 本書に描かれてる世界では、あまり遠くない未来、人類は融合して巨大アメーバみたくなるらしい。
 戦争は起きなくなる…というか、みんなひとつだから争いようがない。人類補完計画みたいな?

 そんな未来世界の情景よりも、「モノリスみたいな『All Things』って誰が造ったの?」とか「生まれ変わりを“あり”とするメカニズムは?」なんて、細かい事柄が妙に引っかかってしまう。
 加えて「すべては石原莞爾の影響を受けた立花茂樹の個人的な所業じゃ?」なんて疑問が浮かぶ。

 文章は読みやすいし、表現は多彩で凝ってるし、時系列や視点人物が目まぐるしく変わるところもスリリングで好ましい。
 なので最後まで読み通せたんだけど、珍妙にも見える《世界最終戦争》にどんな意味があったのか、どんな思想が唱えられてるのか、正直よく分かりませんでした。私の読解力が足りませんでした。

 SF的なものを期待せず、寓話っぽい純文学として読むべきだったかもw

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