村上春樹

小説

ただひたすらに踊り続ける 『ダンス・ダンス・ダンス』

 降りかかる火の粉を払いながら歩いていくのが人生だと個人的には思ってる。 本書の表現では、ただひたすらに踊り続けるのが人生らしい。それも分かる気がする。  作中で何度も言及される「高度... 【続きを読む】
小説

自由? 寂しそう? 『羊をめぐる冒険』(上・下)

 20年以上ぶりに再読。 以前はフツーに読み飛ばしてた箇所に、ふと目が留まったり、共感したり、違和感を覚えたりして、そこが面白い。自分が年を取ったせいかも。  不可解な出来事にほんろう... 【続きを読む】
小説

イラっとくるやらガッカリするやら恥ずかしいやら 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

 主人公は鈍感なんじゃなかろうか?  人生の重大な岐路が迫っていても、相手が繊細な内面を明かしてきても、ありのままに認識することなく、夢や幻みたいな“不思議な出来事”として捉えてしまう... 【続きを読む】
小説

押し込めてるモノゴトに向き合う 『騎士団長殺し』第1・2部

 ツラい過去とかイヤな経験とか、そんなモノゴトを「無かったことにしたい」「忘れよう」と無理矢理ココロの奥に押し込めても、やがてジクジクと表面に染み出し、日常生活に悪影響を及ぼしたりするんだろ... 【続きを読む】
小説

願望を高いレベルでかなえやがる 『プレイバック』

 こちらを見下そうとしてくる尊大な相手を、鋭い皮肉でヤリ込めたい。  拳銃を突き付けられたら、「あくびが出そうだ」と余裕カマしたい。  大金の小切手をチラつかせられても、無関心っ... 【続きを読む】
小説

やっぱマーロウはカッコいい 『高い窓』

 射殺体を前にして冷静に立ち回ったり。警官を相手に信頼関係を説いたり。乱暴そうな酔っぱらいを茶化したり。コワモテなクラブオーナーの事務所で減らず口を叩いたり。金持ちの依頼人へ不遜な口を利いた... 【続きを読む】
エッセイ

トホホな気分にさせるのも“芸” 『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3』

 村上春樹のかる~いエッセイ集。  どーでもいいようなネタをヒトリゴトみたいに書いてあるんだけど、ついつい読み進んでしまう。 さりげなく挿入されてる、著者の世界各地での体験談とか、恬淡... 【続きを読む】
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