天竺堂の本棚

密林での戦い ケレン味要素も 『機龍警察 白骨街道』

シリーズ6作目。 ミャンマーの密林での過酷な強行軍と、兵器開発をめぐる汚職事件の捜査が、交互に展開していく。どちらもスリリングで読ませます。  今回は、機甲兵装に絡むところに、“十二神将”や“八部衆”... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

ミステリ1冊分 作中作で封入 『ヨルガオ殺人事件』(上・下)

ミステリーを読む時は虚心坦懐を心がけてる。と言えばキザだけど、つまりは謎解きをあきらめてる。 読みながら手がかりを探し出し、トリックやミスリードを見破り、犯人を突き止める…なんて作業は登場人物に任せて... 【続きを読む】
ブロポタ

八代市新港町「くまモンポート八代」:八代港にできた新名所

くまモンの巨像は人気の撮影スポット  熊本県が誇るゆるキャラ「くまモン」。 ゆるキャラとしての知名度は、おそらくナンバーワンでしょう。その人気は県内外をはじめ海外にまで及びます。  2020年10月、... 【続きを読む】
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天竺堂の本棚

連作ミステリ バトルマンガの味わい 『推理大戦』

似鳥鶏の連作ミステリ。  世界的に貴重とされるキリスト教の聖遺物の所有権をめぐり、各国の宗教組織から“代表”を募って推理ゲームで競わせるという、奇妙な企画が発表される。 実際にエントリーしてきたのは、... 【続きを読む】
雑記あれこれ

『純粋理性批判』読解記(その6)読み始める

ようやく読書にかかります。 読もうと思い立ってから、実際にページをめくるまでに数カ月。趣味的に無理なく進めようと意識してみたところ、このようなペースになってしまいました。  私が選んだ光文社版『純粋理... 【続きを読む】
施設長の学び!

『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』

以前に書いた「私たちが受け取っているもの」において、「視覚障害のある人に、美術館で絵画について説明し、鑑賞を支援する」という活動に触れました。 障害者への支援とは、実は双方向の行為かもしれない…との認... 【続きを読む】
天竺堂の本棚

“孤独”にじみ出る 米社会の点描 『ロンサム・カウボーイ』

片岡義男の連作短編集。初期の名作。  1970年代のアメリカにおける、さまざまな人生の形。 登場するのは、長距離トラックの運転手、荒野に建つカフェの女店主、酒場を渡り歩くハスラー、地方を巡業するロディ... 【続きを読む】
施設長の学び!

誰だって“キラキラ”したい

利用者Aさんのエピソードをご紹介します。 ウチの就労継続支援B型を“卒業”し、現在は民間企業で働いています。  Aさんは真面目な人柄で、言動も穏やかで控えめでしたが。 まったくの“別人”へと変わり、周... 【続きを読む】
雑記あれこれ

『純粋理性批判』読解記(その5)どの邦訳を選ぶか

とりあえず、読むための事前準備が終わりました。 これから『純粋理性批判』そのものを読んでいくのですが。  日本語で読める『純粋理性批判』は、ひとつではありません。異なる邦訳が、いくつも出版されているの... 【続きを読む】
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