天竺堂の本棚小説

第二次外惑星動乱 過酷な消耗戦へ 『工作艦間宮の戦争』

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『工作艦間宮の戦争』

 谷甲州によるSF「航空宇宙軍史」の新シリーズ2作目。

 第二次外惑星動乱の勃発までを描いた『コロンビア・ゼロ』の続編。
 秘密裏に技術革新を進めてた外惑星連合の新造艦が、航空宇宙軍の根拠地への奇襲攻撃を成功させたところまでが前作。

 なんだけど、その新造艦は続編に出てこないし、航空宇宙軍が盛り返しかけてるようにも見える。
 主力艦の多くを失ったはずの航空宇宙軍と、軍事技術で大きくリードしてたはずの外惑星連合は、どこで戦況が変わったのか、勢力が拮抗。これから過酷な消耗戦が延々続きそうな予感がするぞ。

 どうしてこうなったの? 新造艦の行方は??

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