天竺堂の本棚小説

高度成長時代の“負の遺産”が 『ペテロの葬列』

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高度成長時代の“負の遺産” 『ペテロの葬列

 宮部みゆきの社会派ミステリ。
 企業グループ会長の娘婿になった平凡な男が、非凡な事件に遭遇するというシリーズ(?)の3作目。

 奇妙なバスジャック事件に巻き込まれたことから、高度成長時代の“負の遺産”みたいなシロモノに、うっかり触れてしまうという物語。

 ミステリを読んでると、ふと「この主人公はどうやって“探偵”になったんだろう?」「どうすれば“探偵”になれるんだろう?」なんて疑問を抱くことがある。そのひとつの答えが書かれてます。
 なので、続きに期待w

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