小説 京極夏彦 本は“墓”、読書は“墓参り” 『書楼弔堂 破暁』小説 2014.03.16スポンサーリンク 京極夏彦の連作短編集。 明治中期の東京郊外、風変わりな書舗「弔堂」が舞台。 悩みや問題を抱えた顧客に、「どのような本をご所望ですか」との時代劇的キメ台詞が出て、“大切な一冊”が渡される。 江戸から明治への大きな転換期の様相を、本という媒体でもって浮き彫りにする、ユニークな物語。 本に込められたものが、読むという行為によって、読者の脳裏に立ち上がる…本とは“墓”みたいなもので、読書は“墓参り”だと。妙に納得。 「京極堂」シリーズと「巷説百物語」シリーズがつながる趣向もあるぞ♪書楼弔堂 破暁posted with ヨメレバ京極 夏彦 集英社 2013-11-26Amazon楽天ブックス