小説

旧ソ連の暗黒史が浮き彫りに 『オリガ・モリソヴナの反語法』

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 米原万里の長編小説。

 著者がモデルと思われる日本人女性が、少女時代を過ごしたプラハのソビエト学校で出会った舞踊教師の消息をたずねて、民主化後のモスクワをさまよう、ミステリ仕立ての物語。
 教師が歩いた波乱の人生をたどることで、弾圧と粛清に揺れた旧ソ連の暗黒史が浮き彫りに。

 重い内容なんだけど、著者独特の自然な語り口や、庶民の健気さへ向けられた温かいまなざしのおかげか、読後感はさわやかです♪

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