教養巨人の肩に乗ってみたい 『独学大全』 勉強が大嫌いだった私。 ではあるけど、馬齢を重ねるほどに自分の無知を思い知らされ、ついに「どうにかしよう!」と一念発起。 したは良いものの、もはや導いてくれる人はおらず、「どうするの?」と... 【続きを読む】 2021.01.10教養
教養夢がもたらす害悪 『ドリーム・ハラスメント』 夢がもたらす害悪を指摘してる本。 ここでの「夢」とは「将来の願望」。本書の定義によると「当人にとって現時点では非現実的ながら、どうしても成し遂げたい事柄」。 家庭や学校のオトナたち... 【続きを読む】 2020.11.27教養
教養格差や分断生む資本主義 『日本列島回復論』 商品やサービスを提供する際、しばしば「差別化をしよう」とか言う。競合との差別化ができれば、値下げ競争におちいらずに済むから。 ところが、そのあたりに資本主義の大きな問題があると著者... 【続きを読む】 2020.10.27教養
教養いつしか蔓延、言動を縛る 『同調圧力』 犯罪者の親族へ非難が集まる。部活で先輩への服従を強いられる。会議で前向きな提案をして煙たがられる。ダークスーツを着て就職活動に臨む。 これらの現象は、日本社会にはびこる同調圧力の作用。 誰... 【続きを読む】 2020.10.16教養
教養過激化のメカニズム 『歪んだ正義』 アニメや特撮などのヒーロードラマに登場する悪役たち。ドラマを観るに、その大多数には「悪いことをしてる」との自覚がある模様。 だけど現実の、凶悪なテロ事件を起こした実行犯たちは、マスコミへ「... 【続きを読む】 2020.10.05教養
教養RPGみたいな世界 『未来の地図帳』 将来の日本について、ひとつの具体像を示してる本。 各種の統計データなどから導き出される必然として、もはや人口減少と東京一極集中は止められない。 これに対し、著者は「戦略的に縮む」と... 【続きを読む】 2020.09.10教養
教養福祉の意義 障害者の価値 『なぜ人と人とは支え合うのか』 『こんな夜更けにバナナかよ』で知られるノンフィクション作家が、相模原障害者施設殺傷事件を経て、福祉の意義や障害者の価値などについて述べてる本。 世間には「障害者って、生きている価値... 【続きを読む】 2020.08.31教養
教養ルールと自由はワンセット 『友だち幻想』 人間関係から生じる悩みについて、社会学者が考察してる本。 個人への具体的アドバイスや、学校教育への提言などが書いてある。 興味深かったのは、“自由”とは何か、どんな状態が望ましいの... 【続きを読む】 2020.07.21教養
教養特有のメンタリティがもたらす害悪 『体育会系』 日独ハーフの著者による文化評論。 指導者・先輩への服従を求めたり、周囲への同調・共感を強いたり、組織・集団の都合を優先させたり、根性論や精神論を偏重したり…日本特有の“体育会系”と... 【続きを読む】 2020.06.01教養
教養現状をもたらしたのは“場所”? 『銃・病原菌・鉄』(上・下) 日本に生まれ、某県某市で暮らしてる私。 民主主義とか科学技術とか、文明の便益をそれなりに享受できてる。一方で、便益が享受できてない国家・地域もたくさんある。 この事実は、私自身の才能や努力... 【続きを読む】 2020.05.20教養
教養フィクションで終わらせなきゃ 『未来の年表』『未来の年表 2』 正編と続編、2冊を読みました。 人口減少が進む近未来の日本社会を、年表形式で展望してる本。 これから噴出するらしいさまざまな問題を、各種データの裏付けでもって紹介。大都市は高齢者だ... 【続きを読む】 2020.03.25教養
教養私たちの選択次第で変わる 『未来への大分岐』 資本主義も民主主義も行き詰まりかけてる今は、私たちの選択次第で未来が大きく変わる「大分岐」の時代だ…として、社会の“次”を見定めようと、哲学者やジャーナリストらが対談してる本。 議論百出だ... 【続きを読む】 2020.02.10教養