知識・教養

天竺堂の本棚

貧困問題など考察 ベーシックインカム推奨 『隷属なき道』

資本主義社会が抱える貧困などの問題に、オランダのジャーナリストが切り込んでる本。  国家による国民全員への保障所得「ユニバーサル・ベーシックインカム」の導入を、強く推奨してる。 欧米やアフリカなどでの... 【続きを読む】
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自ら考え・感じて “自分”取り戻そう 『「普通がいい」という病』

精神科医による“生き方指南”みたいな本。  しばしば「みんな仲良く」「怠惰はダメ」なんて言われる。それらは合理的思考や社会的規範として、世間一般に浸透し、私たちの言動に影響を及ぼしてる。  やっぱ当然... 【続きを読む】
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歴史読み解く「インタースコア」提唱 『18歳から考える 国家と「私」の行方 〈東巻・西巻〉』

松岡正剛による歴史の本。2巻(東巻・西巻)14講の講義スタイル。 話し言葉で書かれてるので、比較的読みやすい。半面、詰め込まれてる知識が膨大で、何とも目まぐるしい。  イギリスで流行したコーヒーハウス... 【続きを読む】
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最小の大陸…ダイナミズム伝える 『子どもたちに語るヨーロッパ史』

フランスの歴史家による、子供(中高生?)向けの本。  前半は、ヨーロッパの歴史を、さまざまな“小ネタ”を織り交ぜながら解説。後半は、「中世」と呼ばれる時期について、Q&Aの対話形式で述べてる。  ヨー... 【続きを読む】
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アインシュタインとフロイトの往復書簡 『ひとはなぜ戦争をするのか』

アインシュタインとフロイトの往復書簡をまとめた本。  時は1932年、第一次世界大戦は終わったけど、ヨーロッパにナチズムが台頭し始めてるころ。 国際連盟から「もっとも大切と思える命題について、相手を好... 【続きを読む】
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現在の難問に挑む 刺激的な論議 『いま世界の哲学者が考えていること』

現代社会の難題について、哲学方面からのアプローチを紹介した本。  予想を超えて進展する科学技術とか、既存の価値観を揺るがす事件・現象とか、そーゆーモノゴトに直面する時こそ哲学が有効らしい。 なぜなら、... 【続きを読む】
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学校以外の選択肢も 教育制度の改善訴え 『不登校という生き方』

不登校児童らのためのフリースクールを運営してきた著者が、自身の経験から、教育制度の改善を提言してる本。  学校という枠組みに合わせられない子供たちが、拒絶反応を示した結果が不登校。 その対策として行政... 【続きを読む】
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人生狂う危険性も 教育制度の“真実”  『学歴の経済学』

教育制度の“不都合な真実”が分かりやすく書いてある本。  巷にはびこる「中卒より高卒・高卒より大卒。同じ高校、大学だったら偏差値が高い学校に進学することが将来の豊かさを約束する」という学歴モデルの、現... 【続きを読む】
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公教育の威厳薄れ “自明性”が崩壊へ 『学校へ行く意味・休む意味』

不登校の原因をマクロな視点で考察した本。  不登校が年々増加してる背景には、この社会の「子供が学校にかようのは当たり前」という“大前提”あるいは“自明性”みたいなものが、崩壊しかかってる実態があるらし... 【続きを読む】
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