くま川鉄道湯前駅前-JR人吉駅前:「球磨川サイクリングロード」を行く

起点を示す石碑
起点を示す石碑

 熊本県で自転車専用として整備されている道路は、先日走った「ゆうかファミリーロード」と、もうひとつ。今回の「球磨川サイクリングロード」です。

 小学5年生(現時点)の息子と、親子で輪行しました。
 息子の写真などは掲載していませんが、同行を前提に読んでいただければ幸いです。

 クルマで人吉市を訪れ、ブロンプトンを下ろしました。
 輪行のスタートは、第三セクター「くま川鉄道」の人吉温泉駅。人吉市のJR人吉駅に隣接しており、鉄道会社の事業所もここにあります。

「くま川鉄道」に乗って

 くま川鉄道の事業所にはレンタサイクルがあります。同行する息子のために、ここで折りたたみ自転車を借りました。
 かつて、くま川鉄道は自転車をそのまま積めるサイクルトレインとして知られていました。ところが、車両の更新にともない、現在は輪行袋に収めなければ積んでもらえなくなっています。
 レンタルしたのは、量販店で売られているタイプの小径車。輪行袋に入れてはありましたが、小学生が持ち運ぶにはかさばりすぎて結局、ほとんど私が運搬する羽目に。

 ホームの券売機で切符を買い、列車内へ。観光列車の車両がそのまま使われており、ラグジュアリーな内装がほどこされていてくつろげます。
 車窓を流れる、人吉盆地の田園風景。息子とながめているうちに、50分ほどで終点の湯前駅に着きました。

(左)くま川鉄道の車両、(右)湯前駅の駅舎
(左)くま川鉄道の車両、(右)湯前駅の駅舎

 湯前駅で下車し、ブロンプトンとレンタサイクルを展開。
 駅の裏手にあるカフェ「ユノカフェ」で、名物というハンバーガーで腹ごしらえをして、いよいよ出発です。

 サイクリングロードの起点は、駅前に鎮座する石碑。アユのキャラクター「アユリン」があしらわれています。

 駅前から国道219号に出て、しばらく西へ進んでファミリーマート前を右折。自転車専用道に入ります。

(左)緑が多い球磨川沿い、(右)くま川鉄道の東多良木駅付近
(左)緑豊かな球磨川沿い、(右)くま川鉄道の東多良木駅付近

 赤い鉄橋の手前で左折、球磨川を右手に見ながら、なだらかに伸びるサイクリングロードを走ります。途中、牛小屋が見えたり、くま川鉄道と並走したり…。

 自転車道の路面には、起点/終点からの距離が、1kmごとに書いてあります。道路脇やガードレールなどには、アユリンの看板や、地名や行程を記した案内板が。休憩所や水洗トイレなども、数kmおきに設けられています。
 まだ私は輪行の経験が浅いので、他の自転車道と比較して語ることはできませんが、走りやすいように配慮されていると感じました。

(左)車止めにもアユリンの看板が、(右) 藤棚の向こうに見えるのは里の城大橋
(左)多良木町の王宮橋付近、(右) 藤棚の向こうに里の城大橋が架かる

 おだやかな好天。
 木立のそばを通ればウグイスなどのさえずりが、球磨川のそばを通れば川音が、耳に入ってきます。

球磨川沿いから人吉市内へ

 木綿葉大橋の手前から、自転車道は球磨川沿いを離れて南へ。球磨中央高校の脇を抜け、国道219号に合流しました。
 公共施設「人吉クラフトパーク石野公園」の前を過ぎたあたりで、ルートは国道から離れて北へ。球磨川沿いに戻ります。

 九州自動車道の大きなコンクリート橋をくぐると、球磨川をまたいでゆるいカーブを描いている曙橋が。そこを渡ると、もう人吉市の中心部です。

(左)曙橋から望む人吉市街、(右)歩道に埋め込まれたプレート
(左)曙橋から望む人吉市街、(右)歩道に埋め込まれたプレート

 市街地に入ると、自転車道が無くなってしまいました。交通量は増えるし、道幅はせばまるし…走るスピードは大幅にダウン。
 交差点に面した歩道など、要所要所に、サイクリングロードを示すプレートが埋め込まれています。とは言え、これを走りながら見付けるのは難しい。
 道に迷いかけたりもして、オリエンテーションをさせられている気分でした。

 終点のJR人吉駅前に到着。
 駅前にそびえる「からくり時計」をバックに、記念写真を撮りました。この時計、決まった時刻に仕掛けが作動し、ユーモラスな人形たちが人吉名物をPRするという観光スポットです。

JR人吉駅前のからくり時計
JR人吉駅前のからくり時計

 息子のレンタサイクルをくま川鉄道の事業所に返却し、輪行は終了です。
 サイクリングロードの終点が分からなかったので、事業所の職員さんに訊いてみたところ、「実は無いんです」との回答。人吉市街地の手前まで整備されているサイクリングロードに、JR人吉駅までの既存道路を“くっ付けた”から…と聞きました。走りにくいはずですよね。

 約31kmの行程でした。
 慣れないレンタサイクルを漕いで、息子は少々疲れ気味。私の方は、むき出しだった前腕が真っ赤に日焼けしていました。
 ともあれ、自転車で走りながら、親子でいろんなことを語り合えた。疲れたし、日焼けもしたけれど、楽しいサイクリングでした。

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