ブロンプトンは実に魅力的な自転車です。
魅力的な自転車は他にもたくさんありますが、ブロンプトンには独特の“自由”が感じられます。それは納車直後から実感できました。
ひとつは、持ち運びがラクなこと。
たたんだブロンプトンを専用の収納バッグに入れると、サイズ的には旅行用のトランク程度。決して「軽がる」ではないものの、ストラップなどで肩に担げば、商業施設や地下街などを普通に歩き回ることができます。
納車後、デパ地下の飲食店に立ち寄った私は、ブロンプトン入りのバッグを足元に置いて食事をしました。
こんなにコンパクトになのに、走り心地はとてもなめらか。あくまでも「折りたたみ自転車にしては」「小径自転車にしては」ですが。
コンパクトさと走行性能を、高いところで両立していることは確かでしょう。
輪行に路線バスが使える
もうひとつは、路線バスに積めること。
納車した福岡から熊本までの帰路、利用した高速バスのトランクルームに、ブロンプトンを積むことができたのです。
輪行で利用する公共交通機関は、鉄道が推奨されているようです。
路線バスの利用は「ケース・バイ・ケース」「場合によっては断られる可能性もある」とされます。いろんなブログを閲覧していると、バスに積もうとして断られてしまった人の体験談を見かけることも。
私の場合、ブロンプトンを入れた収納バッグを、バスの運転手さんに「お願いします」と手渡したところ、そのままトランクに積み込んでもらえました。何かを訊かれたり、何かを説明したりすることはありませんでした。
ジッパーをしっかり閉じてしまえば、ただの旅行バッグです。他に怪しまれる理由があれば別でしょうが、わざわざバッグの中身を明かす必要はないし、「開けて下さい」と言われることもないのでしょう。
他の自転車では分からないけれど、少なくともブロンプトンを路線バスで運ぶことは難しくないようです。
鉄道にもフェリーにもタクシーにもサッと積めるし、徒歩でも無理なく運搬可能。加えて、路線バスが使える…。
ブロンプトンの“自由”に、私はハマってしまいました。