障害のある人たちがかよう福祉作業所が、私の職場です。
施設管理者として、社会福祉士として、障害者のきょうだいとして…日々の思いや気付きをつづります。

「マイペースで」と言う時の覚悟
作業は器用にこなせるけれど、しばしば体調を崩してしまう人がいます。四肢を動かすこともままならないのに、熱心に働こうとする人もいます。 ウチの施設を利用する人たちは、障害程度も作業能力も、健康状態や勤労... 【続きを読む】

知らずに参入計画? 一緒に働く相手
異業種交流会のような集まりに参加したことがあります。 さまざまな職業の人たちとの懇談は、私に少なからぬ刺激をもたらしてくれました。 そこで出会ったAさんについて書きます。 私が福祉作業所の施設長であ... 【続きを読む】

個人の弱さ補う 組織運営の安定感
おいしいうどん屋さんが地元にありまして。店主による手打ちうどんが評判で、昼時にはいつも行列ができている人気店です。 その店が、2週間ほど閉店しました。店主の病気が原因でした。 営業が再開された時、う... 【続きを読む】

弟思いでも優しいわけでもありません
私生活でのことを書きます。 私にはダウン症の弟がいて、彼は50歳代。養育している両親は、共に80歳代。3人は、私の家の近隣に住んでいます。 年齢相応に老いている両親は、それでも比較的、健康には恵まれ... 【続きを読む】

放送大で「社会生活プランナー」取得
私が放送大学に在籍していることは、以前に書きました。 放送大で私は、科目群履修認証制度の「社会生活企画プラン」に挑戦、毎年1~4科目ずつ履修してきました。 4年ほどコツコツ積み上げてきた単位が、この... 【続きを読む】

『障がい者が主役の喫茶(カフェ)を地域にひらく』
ウチの施設にはカフェが併設されています。 就労継続支援B型事業の一環として運営しており、障害のある利用者さんたちが調理や接客などを行なっています。 カフェがオープンしたのは、もう十何年も前。施設の建... 【続きを読む】

「1年前と比べてどうか?」
何をどうしたいのか、相手の意図がつかめない…。きちんと伝えているはずなのに、指示どおりに動いてくれない…。 障害者福祉の現場では、しばしば経験することです。 それに加え、「いくら言っても理解してくれ... 【続きを読む】

手帳を愛用しています
毎日の行動や予定の管理。近ごろはスマートフォンを駆使している人も多いようですが。私は長年、手帳を愛用しています。憶えておくべきことや、忘れたくないことは、すべて手帳に書き込みます。 先ほど「愛用」と... 【続きを読む】

生活介護事業を始めて
ウチの施設では、新たに生活介護事業を始め、同時に就労移行支援事業を廃止しました。 これによって、多機能型であるウチは、就労継続支援B型と生活介護の2事業を行なう施設となりました。 背景にあったのは、... 【続きを読む】