天竺堂の本棚 ~読書は最高の娯楽です~

手元に未読本がないと落ち着かなくなってしまう私。
乱読多読による感想などを、備忘録的に書いています。

天竺堂の本棚

懐かしさの奥にひそむ 寂しさや痛々しさ 『死んだ山田と教室』

誰もが必ず関わる、学校や教室というもの。 少数のオトナが多数のコドモを教育するための、効率的な枠組み。  私たちは若年期、学校に通い、教室に入る。年齢とか学力とか居住地などの条件により、若者たちが学校... 【続きを読む】
その他

ナナメ上行く 勘違いやウロ憶え 『100万回死んだねこ』

間違ってる書名を集めた本。 福井県立図書館がウェブサイトで公開してる「覚え違いタイトル集」の書籍化。  来館者たちの勘違いやウロ憶えは、想定のナナメ上を行ってるぞ。 笑える“ネタ集”として読めるけど、... 【続きを読む】
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“理不尽”にあらがう小学生たち 『逆ソクラテス』

伊坂幸太郎の連作短編集。 どれも主人公は小学生で、社会や学校にはびこる“理不尽”に直面し、あらがって奮闘する姿が描かれる。  ページをめくりながら、はるか昔の小学生時代がボンヤリと思い返されたり。 著... 【続きを読む】
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兼愛や非攻 実現へ奮闘努力を 『墨子 よみがえる』

古代中国の思想家「墨子」を勧めてる本。 平等と博愛を説く「兼愛」や、侵略戦争を否定する「非攻」などの考えを、今の社会にこそ必要とばかりに、著者は激推しする。  墨子と聞いて思い浮かぶのは、酒見賢一『墨... 【続きを読む】
ノンフィクション

項目の充実が 地域を盛り上げる 『ウィキペディアでまちおこし』

インターネットの百科事典「ウィキペディア」への執筆や編集をボランタリーに行なう人たち(ウィキペディアン)の活動について書かれた本。  ウィキペディアンにして図書館司書の著者は、日本各地で開かれるイベン... 【続きを読む】
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奔放な解釈やイメージ 妙な説得力 『入門 山頭火』

放浪の俳人として知られる、種田山頭火の入門書。 というか、山頭火の生涯や作品について、著者が好き勝手に吟味してる本。  山頭火が遺した自由律俳句や日記、評論家による評伝などを読みながら、あれこれと妄想... 【続きを読む】
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呪術的に描かれる古代中国の“礼” 『周公旦』

メールなどで何らかの交渉をする際、丁寧で謙虚な文章を心がけていれば、そう無下に扱われはしない。直接対面するなら、身だしなみを整え、相手を尊重する態度で臨めば、少なくとも剣呑な事態は避けられるだろう。 ... 【続きを読む】
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恐竜と蟻が築いた文明社会?! 『白亜紀往事』

劉慈欣の中編SF。 6500万年前の白亜紀に、恐竜と蟻が共生して高度な文明社会を築いてたという、何ともブッ飛んでる年代記です。  デカすぎて不器用な恐竜たちと、個々の創造性に欠ける蟻たち。互いの欠点を... 【続きを読む】
ノンフィクション

草の根的なセーフティーネット 『「山奥ニート」やってます。』

山奥で共同生活するニートの集団「山奥ニート」の実態が分かるノンフィクション。  和歌山県の山中には、全国から集まったニートたち15人が、小学校だった木造校舎で暮らす限界集落がある。 農家の手伝いなどで... 【続きを読む】
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