天竺堂の本棚 ~読書は最高の娯楽です~

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数奇な運命に翻弄されまくる一族 『百年の孤独』

母方の祖父は102歳で亡くなった。 その祖父の葬儀の真っ最中に、私の息子が生まれた。 私は産院にいたので、葬儀の様子は知らないが、祖父の曾孫が誕生したと葬祭場でアナウンスがあったそうだ。  祖父と曾孫... 【続きを読む】
エッセイ

個性豊かな22書店を紹介 『本屋、ひらく』

地域の古本市に出店したり、職場のカフェで古本を販売したりしてるので、本を売ることの楽しさは実体験として知っている。 なので、「本屋を開きたい」という人の気持ちも分かる。  本書では、個人で営む全国の2... 【続きを読む】
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どっぷり浸れる 濃密な物語世界 『サラゴサ手稿』(上・中・下)

中世スペインの山中を旅する青年騎士が、いろんな人びとに出会い、いろんな話を聴かされる、61日間の物語。  出てくるのは、謎めいたイスラム教徒の美人姉妹や、神秘を探求するカバラ学者、元貴族というジプシー... 【続きを読む】
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怪事件挑み成長 高い期待値 『子宝船』

事件現場に落ちてた物品の持ち主とか、近隣をウロついてた不審人物とか、そんな連中を引っ張ってきてガンガン拷問し、無理矢理に「私がやりました」と言わせる。で、一件落着。  ……こんな“捕物”ばかりだったら... 【続きを読む】
マンガ

松本マンガのエッセンス凝縮 『大純情くん』(1~3)

主人公・物野けじめは、安アパートの四畳半部屋に暮らしながら、ど根性で将来を切り拓こうとしてる少年。 アパートが建つ昭和っぽい地域は「旧市街」とされ、怪しげな機械がはびこる高層ビル群の谷間にある。 世間... 【続きを読む】
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凶悪な撲殺魔 鮫島と対決 『新宿鮫 黒石』

世の中には、いろんな殺し方、殺され方があって、それぞれに悲惨ではあるだろうけど。 個人的に「イヤだ」と強く思うのが撲殺。鈍器でもってなぐり殺すこと。  殺したり殺されたりしたことのない私でも、なぐった... 【続きを読む】
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論破に期待 反出生主義の理屈 『生まれてこないほうが良かったのか?』

「反出生主義」という思想がある。 「人間は存在すべきではない」みたいな考え方で、格差社会や環境問題などを背景に、近ごろ注目されてる模様。  私たち人間が受ける快楽が多いことを「善い」状態、苦痛が多いこ... 【続きを読む】
マンガ

理想のチーム ぶつかり合える幸せ 『GBパーク』

ゲートボールには良い思い出がない。  ちなみにゲートボールは、制限時間がある5対5のチーム競技。スティックで打ったボールを、3つのゲートに順次くぐらせてゴールし、その得点を競う。  大学時代に体育の授... 【続きを読む】
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満州の架空都市 半世紀にわたる群像劇 『地図と拳』

戦争に行ったことはないし、誰かを殺そうとしたこともない。 なので、銃弾飛び交う前線に放り出された新米歩兵の気持ちは分からない。  それでも、戦争について見聞した知識や情報と、自分の経験を基に、想像して... 【続きを読む】
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