おぼれて川を流されている人を、介護福祉士と心理士と社会福祉士が見付けました。
3人の福祉専門職は何をするのでしょう…?
川から人を助け上げ、介抱したのが介護福祉士。動転している相手を落ち着かせ、事情などを聞き出したのが心理士。
その間に、社会福祉士は川の上流へと歩いていきました。
社会福祉士会の研修で聞いた話です。
ベテランのワーカーさんから教わったのですが、その人も又聞きとか。広く流布している話かも知れません。
環境へ働きかける役割
上流へ向かった社会福祉士の目的は、人が川に転落しておぼれた原因の調査だったそうです。今後、同様の遭難者を出さないために。
困難な人を出さないよう、環境へ働きかけること。
それが社会福祉士の役割なのです。
「社会福祉事業に携わる者」「相談援助を行なう福祉専門職」などと説明される社会福祉士ですが、このたとえ話を通して、私は本質的なところを知りました。
目の前に困難な人がいたら、やはり助けようとするのでしょうけれど…。