将来の日本について、ひとつの具体像を示してる本。
各種の統計データなどから導き出される必然として、もはや人口減少と東京一極集中は止められない。
これに対し、著者は「戦略的に縮む」と提言。
行政区の枠を超え、地域特性を活かした拠点に都市機能を集約、そこに住民たちを寄せて、中世ヨーロッパの都市国家みたいな「ドット型王国」を創る。
一方で、首都圏は特区にし、物流に関税をかけるなど、ある種の“外国”として扱う。
どんな社会になるんだろう?
大都市は首都圏にしかなく、それ以外は農地と原野ばかりで民家は皆無。ひたすら道路を進んでいくと、遠くにポツンと街が。
役所を中心に、学校や商店、工場、住宅などが集まってる。特色によって「金属加工の街」「寺院の街」「演劇の街」とか呼ばれてる。
酒場に入ると冒険者たちが…って、まるでRPGみたいな世界だな、冒険者はいないだろうけど。
ホントにこーなるの?