偉人は「大志を抱け」と煽り、歌手は「夢をあきらめないで」と促し、アニメは「思い込んだら試練の道を」と決め付ける。
世間には“将来の目標を早期に定め、一途に前向きに努力して達成する”ことを最上とする、いささか窮屈な価値観がある。
けれど、馬齢を重ねた自分に限って言えば、夢なんか何度も変わったし、何度も破れた。夢見ること自体がイヤになったりもした。
キツくて逃げ出し、その時々の状況に流れ流されて、今がある。
そんな自分ではあるけれど、自身を卑下することなく肯定できてもいる。
夢が無くても、逃げ出しても、それ自体は悪いことでも何でもないのだ。
…なんてことを、一気読みして思いました♪