カナダの刑務所で行なわれてる囚人たちの読書会に、女性ジャーナリストがボランティアとして加わった、1年間の記録。
いくつか面白い読みどころがある。
まず、ユニークなブックガイドとして読める。
囚人向けに選ばれ、囚人たちの多様なコメントが付いてる本ばかりなのだ。
犯罪被害者が回復した体験記としても読める。
著者には強盗に襲われた経験があり、その時のトラウマを、囚人たちと接することで克服していく。
ソーシャルワーク実践の好例としても読める。
囚人たちは読書によって内省を深め、自ら立ち直ろうとする“力”を養う。
さらには、読書会の普及・啓発本として読める。
同じ本を読んだ者同士が語り合うことの、友好的で刺激的で楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
ああ、読書会やってみたいなぁ…♪