
東北行きの新幹線に、犯罪業界の連中が乗り合わせる。
有名なプロフェッショナルだったり、無名の元プロだったり、売出し中のルーキーだったり、未完の大器(?)だったり。みんな目的はバラバラだけど、無自覚な奇縁でつながってる。
新幹線が走り出すと、それぞれが車内で衝突したり反発したりして、物語を予想外の方向へ転がしていく。
読みながら「どうなるの??」「こうきたか!!」と驚き感心するばかり。
緻密に構成されてる半面、エンターテインメントに徹してるカンジで、素直に楽しめました。
幕切れの爽快感。これはスプライト30本分、あるいはクールミントガム1キロ分に相当か♪
![マリアビートル (角川文庫) [ 伊坂 幸太郎 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9772/9784041009772.jpg?_ex=128x128)

