相手の話に耳を傾ける時。
自分の両手は、しばしば“放置”されています。
テーブルを指先でコツコツと叩いたり、筆記具をクルクルと回したり…妙な仕草が出ることがあります。
場合によっては、相手に「真面目に聴いているのか?」「落ち着きがなくて頼りなさそう」などと不信感を抱かれてしまうかも知れません。
無意識の動作を、どのようにコントロールするか…?
「両手で筆記具を軽く握っておけば、余計な動きが出ず、不自然にも見えない」と教えてくれたのは、あるベテランの社会福祉士でした。
面接でのさまざまな“小技”
また、祈りを捧げる時のように、両手の指を組んでおく方法も。
これは、ある臨床心理士から聞きました。
指の間は普段、あまり触覚が使われません。
そのため、指を組むだけで刺激になり、注意が途切れにくくなるそうです。…真偽は分かりませんが。
他にも、面談においてはさまざまな“小技”がある模様。
現場での「相手の話を真摯に受け止めなければならない」という意識から生まれたものでしょう。価値ある知恵の数々です。