施設長の学び!研修の学び

伝えるべきは“承認”

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伝えるべきは“承認”

 ウチの施設では定期的に、発達障害者支援センターから指導を受けています。
障害のある人たちが働く福祉作業所として、支援の質的向上などを図っているのです。

 先日は、センターのスタッフさんから、こまめに確認することの大切さを教わりました。
 この場合の確認とは、働いている利用者さんから何らかの報告を受けた時のレスポンス。

 スタッフさんとのミーティングで、ウチの職員から「ほめることが重要なのは分かりますが、ずっとほめ続けなければならないのでしょうか?」という疑問が挙がりました。
 ひとつの作業を利用者さんが身に付けるまでは、スモールステップで評価を重ねることが重要なのは分かる。しかし、身に付いた作業を行なう場合でも、永続的にほめるのか? …このような意味でしょう。

 スタッフさんは「あえてほめる必要はありません。しかし、作業の確認はこまめに行なうようにしましょう」との回答。

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確認という形でほめる

 作業に取り組んでいた利用者さんから「できました」「終わりました」などと報告を受けた時、支援者は状況を確認し、こまめに「ちゃんとできてますね」「ご苦労さま」とレスポンスを返します。

 簡単な言葉でも、それは「あなたの仕事を見ています」「あなたの頑張りを認めています」を表す、支援者側のサインになります。確認という形でほめているようなものでしょう。
利用者さんが身に付け、当たり前にできる作業であっても、ほめることはできるのです。

 また、スタッフさんによると「無理にほめようとするのは良くありません。事実に基づかない賞賛は、相手に伝わりませんから」。

 ほめる行為自体ではなく、行為の中にある“承認”が重要。それこそを、利用者さんには伝えなければならないのでしょう。

photo credit: wuestenigel Male hand shows gesture OK via photopin (license)

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