中高生向けに書かれた、経済学の入門書。
限りある資源を適正に配分することで、幸福な社会の実現を目指す学問が経済学。そのためにクリアすべき課題が「効率」と「衡平」だと。
ちょっと耳慣れない衡平とは、人々の社会的な格差が無い状態のこと。
資源の配分は効率的に無駄なく行なわれなければならない。とは言え、受け取る側の多様な状態に合わせることも大切。
そこで、効率と衡平を両立させられる経済システムが求められてるそうな。難題らしいけど。
それにしても、日本学術会議のプロデュースというこの本(査読付き!)、かなり堅めの内容で、中高生たちには歯応えがありすぎるんじゃなかろうか?
もっと分かりやすく噛み砕いても良かったのでは…なんて思ってしまう私は、知性という“歯”が弱いのかも知れません(^_^;)