私たちは日々、大小さまざまな問題に直面します。問題に無縁な人などいないでしょう。
克服したり、回避したり、受け流したり、拒絶したり、無視したり、あるいは逃げたり…。成功することも失敗することもありますよね。
直面する問題はさまざまでも、必要とされる解決能力は共通するそうです。
問題解決能力は4種類の“ちから”で構成されています。
1.頼れるちから(他人に頼ることができる)
2.困れるちから(困難さを自覚できる)
3.悩めるちから(解決へ模索できる)
4.相談できるちから(自分の要求や状況を伝えることができる)
誰もが身に付けるべき
能力を発揮すれば、直面する問題を認めて(困れるちから)、打開への意志を抱き(悩めるちから)、周囲に理解してもらい(相談できるちから)、助力を得る(頼れるちから)ことができます。
福祉分野において、「自立を目指す人たちが特に身に付けるべき」と言われる、この問題解決能力。
弱者に限らず、誰もが身に付けるべきでしょう。
プライドにこだわって助けを拒む。自分の弱い立場を認めたがらない。解決をあきらめて自暴自棄になる。現状を正直に正確に説明できない。…このようなことは、私にもあなたにも、誰にでも起こり得るからです。
photo credit: Thomas Hackl Stronger than rocks via photopin (license)