名著とされる哲学関係の書籍50冊を、平易に解説した本。
要点が簡潔にまとめられてるほか、後世への影響や、思想史における位置付け、現代の価値観とのズレなどにも目配りが効いており、よく練り込まれてる印象。
慎重に考えながら読まないと理解できない箇所も少なくないけど、つまりは慎重に考えながら読めば理解できるように書いてある。
哲学者たちの思想をどう捉え、社会や人生に反映させるべきか、著者なりの意見も盛り込まれてる。
本書の狙いは「哲学書を読んでみたくなる」ではなく「哲学について考えてみたくなる」にあるようです♪