未来のことなんて分からない。予想はできるけど、予想しかできない。
かつて自分が「こうなればいいなぁ」と願ってたモロモロは、かなったり、かなわなかったり。どちらかと言うと、かなわなかったことの方が多いような気がする。
自分が今ここにこうしてるのは、決して望んだ結果じゃない。
課題とか責務とかトラブルとか、降りかかる火の粉をひたすらに払い続けてたら、たまたまこうなってた…みたいなカンジ。
人生をコントロールしてる実感は皆無。近ごろでは、人生をコントロールするなんておこがましいとさえ思うようになった。
努力や頑張りは、無価値ではないにしても、それらが将来に作用するかどうかは“運”次第じゃなかろうか。
今ここにこうしてる自分を、力を抜いて「こうなんだなぁ」と受け止める。
私たちはそんな態度でしか、人生とは向き合えないのかも知れない。
主人公が数奇な運命にもてあそばれまくる本書を読みながら、あれこれと考えましたw