前回「その2」で、『純粋理性批判』の読書手順を自分なりに考えました。
今後は、その手順に沿って進めていきます。
まずは「『純粋理性批判』用の読書ノートを作る」。
非日常的(?)なことに挑戦するので、あえて「モレスキン」などの高価なノートにしようかと、初めは考えたのですが。
私は生来の悪筆。ノートを取ることは決して嫌いではないものの、自分が書きつけた字を見返すたびに「汚いなぁ」とゲンナリします。
高価なノートでは、使うたびにもったいなく感じてしまうでしょう。
あれこれ検討して結局、「キャンパスノート」に決めました。
安価にしてポピュラーですし、使いやすいので、ためらうことなくガシガシと書いていけるでしょう。
それに実際、私が仕事で使っているノートは、キャンパスノートほぼ一択なのです。
「著者から見られている」
カラフルなスタンダード版ではなく、「大人Campus」というシリーズを選びました。シックな黒表紙が特徴。A5判の方眼罫です。
読書への気分を盛り上げるため、ノートに少々手を加えることに。
カントのフリーイラストを、黒い表紙に貼ってみました。何ともビミョーな雰囲気が漂っていますが。
イラストのカント、本人に似ているのかどうか、私にはよく分かりません。似ているようにも、別人みたいにも見えます。
それでも、こちらが「著者から見られている」と思い込めるようにはなりました。カント先生に見守られながら、私は読書を進めていくのです。
形から入っているなぁ…シミジミと思いました。