『失踪日記』に続く、吾妻ひでおの実体験マンガ。
アルコール依存症になって医療保護入院させられ、通称“アル中病棟”で過ごした日々が、作者の目線で描かれてる。
実際には陰惨な状況なんだろうけど。ギャグマンガというスタイルや、ドライに徹した人間観察などにより、読ませるマンガとして成立してる。そこが凄い。凄すぎる。
アルコール依存に至るメカニズムや、治療・支援現場の現実、患者の悲喜こもごもなどが分かる。福祉専門職として勉強になるという特典も。
カバーの裏面に書いてある、あれも勉強になりました♪