DCコミックの記念碑的な超大作。
スーパーマンやバットマンなどスーパーヒーローたちの物語は、基本的な設定をほとんど変えないままに何十年も連載が続いてきた。
そのせいで、実社会とのズレが深刻化。加えて、外伝やら番外編やら裏話などが混在してるせいで、読者の混乱も深刻化。
そこでDCコミックは、宇宙規模の大災厄を起こし、ヒーローたちの設定をまとめてリセットさせることに。
宇宙の始まりまでさかのぼり、物語世界をひとつの歴史にまとめ直してしまおうという、ある種“お祭り”みたいなイベント…それが本書。
かなり強引で大味で、決して“名作”とは言えない。
だけど、日本のマンガには無い、さまざまなキャラクターたちが同一世界でぶつかり合う、アメコミならではのダイナミズムが堪能できます♪