SF大作『三体』著者による短編集。全13話。
表題作は、不死の秘密を求める始皇帝が、秦の大軍勢でもって“人間コンピューター”を創り出すという物語。
この他、シロナガスクジラを操って麻薬密輸に及ぶ話とか、寒村の学校と銀河大戦がつながる話とか、オリンピックを国家間の代理戦争にする話とか、都市を覆うほどの巨大シャボン玉を作る話とか。
道具が大きかったり、舞台が大きかったり、構想が大きかったり、とにかくデカい印象です。
あえて日常や内面にこもるような物語も嫌いじゃないけど、こっちの方がスカッとSFらしいような♪