著者によると、私たちの返答は「意見」と「反応」に分かれるらしい。
後者は「へー」「ふーん」みたいな相づちのほか、情緒的な感想とか、批判や質問などを指すそうな。
反応に共通するのは「ポジションを取らない」という、自分が賛成なのか反対なのかを明かさない、保身的な態度。
反応ばかりの会議では、議論は生まれないし、考えが深まることもない。反応ばかりの人生では、生き方を選び取ったという実感に欠け、後悔することになりがち。
しっかりと考えた自分の意見を、衝突や失敗を恐れずに表明していこう…と著者は説く。
そのための思考訓練みたいなものが巻末に載ってるんだけど、これを日常的に駆使できるようになるのは、なかなかタイヘンそう。疲れて挫折しそう。
とは言え、意見を表明しなければならない局面って誰にでも必ずあるし、そこは反応で逃げたらいけないので、少なくとも自分の発言や態度をチェックできるニンゲンにはなっておきたいです♪