無理をしない範囲で“商売”を行なってる、全国の事例を紹介した本。
焼き芋の販売と、モバイル屋台を作るワークショップを両立させてる店舗デザイナー。全国を旅しながら、公園や道端で店を開く古書店。ケーキを積んだ自転車で、街をのんびりと回る移動販売。フランス人が自国向けに始めた、弁当箱のネット販売。などなど…。
業種も業態もさまざまだけど、自分の得意なことや興味があることを、最低限の投資によってビジネス化してるところが共通してる。
趣味的に見える事例もあるけど、決して“趣味”ではない模様。ある程度の利益をコンスタントに出せる仕組みでなければ、事業は続けられないから。
とは言え、利益を上げようとガッついてる人はいなさそう。利益を最優先にしてしまうと、楽しいことを楽しんで行なえなくなるのだろう。
成功してる人たちの共通点を、もうひとつ見付けた。
別の職業に就くなどして“食い扶持”を確保したうえで、新規事業に挑戦してるところ。
現代の小商いは、「裸一貫でぶつかるのみ」「後がないので失敗できない」みたいな悲壮感や切迫感とは無縁なようです♪