私が放送大学に在籍していることは、以前に書きました。
放送大で私は、科目群履修認証制度の「社会生活企画プラン」に挑戦、毎年1~4科目ずつ履修してきました。
4年ほどコツコツ積み上げてきた単位が、このたびプランの認証取得条件に到達。
そうして先日、放送大から科目群履修証明書と認証状、認証カードが送られてきました。これらは、私が「社会生活プランナー」を取得したことを認証するものです。
社会生活プランナーになった私ですが、日常には何の変化もありません。
地位向上にも所得増大にも無関係。より良い社会生活が営めるようになったわけでもないのです。
それでも、放送大での学びは、実に刺激的でした。
難解だったり不明瞭だったりして行き詰まりそうになることもありましたが、おおむね楽しく、前向きに進めることができたように思います。
落語や講談にも通じる面白さ
事前にシラバス(講義梗概)を見て科目を選んでいるので、対象は興味のあることばかり。それらについて、新たな知識や情報が得られるのですから、楽しくて当然でしょう。
加えて、教え上手な先生に当たれば、授業それ自体が面白い場合も。話術の達者な先生が、何十年も打ち込んできた学問分野について、情熱的に語ってくれる……この面白さは、落語や講談に通じるものがあります。例えが適切かどうかは分かりませんが。
また、以前に比べて少しだけ、社会に対する視野が拡がったり、思考が深まったりしたような。そのような“効果”を感じることもあります。
ですが、放送大学を受講した一番の目的は、知的好奇心の充足。趣味のようなものですから、少々の実利があっても“オマケ”にすぎないと捉えています。
学生時代は勉強嫌いだった私が、まるで別人のようなことを書いていますが。
「勉強」とは「強(し)いて勉(つと)める」と書き、「無理をして頑張る」というような意味。ですから、私が放送大学で行なっていることは、おそらく勉強とは異なるのでしょう。
これからどうするか? 別の科目群を履修してみようか? それとも、全国にある学習センターなどで行なわれている面接授業に参加してみようか……?
私の関心は、すでに今後の履修へと移っています。