ドアに鍵が掛かり、窓にシャッターが下りてる執務室。
老人を訪ねてきた青年。老人から酒を勧められ、グラスに口を付けた青年は突然、気を失って昏倒。
しばらくして青年が目覚めると、部屋の壁に飾られてたはずの矢が、老人の胸にブッスリ。しかも、青年の服のポケットには、入れた憶えのない拳銃が。
絶命してる老人を前に、青年は呆然自失。部屋の外では、室内の異変を察知した人々が、ドアをドンドン叩いてる…。
こんな状況で逮捕された青年の、絶望的にしか見えない弁護を、法廷弁護士ヘンリ・メリヴェール卿は受けて立つのです。
物語の大部分は法廷劇で、メリヴェール卿がトドみたいな巨体を揺すって吠えて大奮戦。検察側の盲点を突いたり、新事実を引っ張り出したり、弁護士としてはすこぶる頼もしい。
でも、オッサンとしてはモーレツにウザいかもw