最相葉月のノンフィクション。
応援部員たちに密着取材し、セイシュンの悲喜こもごもを活写してる。
勉学優先だった学生ばかりの東大では、応援対象である運動部は弱く、試合では負けてばかり。それでもなお応援し続ける、そこに意味や意義はあるのか?
…部員たちはそれぞれに悩み迷いつつ、励まし合ったり傷付け合ったり、濃密な4年間に情熱を燃やす。
味方が敗けそうな時に「応援が足りないからだ」と自分たちを責める理不尽さに苦笑させられたり。「応援する人間は、応援される人間より強くなければならない」みたいなスルドい言葉に感心させられたり。
なかなかに読ませます♪