天竺堂の本棚小説

新人ピアニストたちの挑戦 『蜜蜂と遠雷』

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『蜜蜂と遠雷』

 恩田陸の音楽小説(?)。

 新人ピアニストの登竜門として知られる国際コンクールが舞台。異なる立場、異なる思惑、異なる才能を持ったコンテスタント男女4人、それぞれの挑戦を描く。

 ピアノが奏でる楽曲を文章で伝えようと、いろんな表現技法が駆使されていて、すっごく面白い。
 あの手この手の多様さは、夢枕獏の格闘シーンあたりに通じるかも。

 クラシック音楽業界の裏事情にも触れられてるけど、政治的・感情的ドロドロみたいな要素は入っていない。コンテスタントたちの音楽観や、コンクールでの演奏にフォーカスされていて好印象。

 いろんな音楽マンガからの“イイとこ取り”がうかがえるし、“ピアノ版”として書き直した『チョコレートコスモス』とも言えそうな。
 著者の長所が凝縮されてるカンジ。ズッシリ厚いのに一気読みしてしまいました♪

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天竺堂通信
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