施設長の学び!研修の学び

“断ること”の効用

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“断ること”の効用

 多くの人は、断ることが苦手です。私もそうです。
 私たちの「相手の気分を害したくない」「期待に応えられる自分でありたい」という思いが、「いいえ」「できません」との言葉を言いにくくしているようです。

 私は先日、「断るべき時は、はっきりと断りましょう。それは良いことなのです」と教わりました。アサーション・トレーニングの研修会でした。

 アサーションとは“自己主張”のこと。相手の気分を害すことなく自分の意見を伝える技法を学ぶ…それがアサーション・トレーニングです。
 講師は、精神保健福祉が専門の大学教授でした。

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気遣うのであれば、むしろきちんと

 「NO」「いいえ」という言葉、その“正体”について、先生はいくつか挙げました。

 1.相手と自分に誠実でありたいからこそ言う言葉
 2.相手と自分の違いを認めていることを伝える言葉
 3.自分にできることとできないことを分かってもらう、理解の言葉
 4.相手と長くより良い関係を築く、架け橋の言葉
 5.間違いを指摘して立ち上がる、勇気の言葉

 相手や自分のことを気遣うのであれば、むしろきちんと断る方が良いのです。

 「相手に率直に伝えていくことこそが、問題の解決につながります。一緒に解決をはかるチャンスと捉え、絶望ではなく希望を持って相手と向き合いましょう」と先生。
 断ることを避けていると、否定的な感情を溜め込んでしまい、心身の不調となって表れることがあるとのこと。

 礼儀としての“断り方”も大切でしょうが、まずは“断る自分”を受け容れることが必要とされるようです。

photo credit: United States Marine Corps Official Page via photopincc

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