天竺堂の本棚小説

迫る大災害 価値観や思い交錯 『深紅の碑文』(上・下)

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逃れられぬ災厄を前に 『深紅の碑文』(上・下)

 SF大作『華竜の宮』の続編。

 目前に迫ってる、地球規模の大災害。
 人類存続のために奔走する者、個人の信念や意地をつらぬこうとする者、星間宇宙船に思いを託す者…それぞれの立場や価値観が交錯し、衝突する。

 「私たちは何のために生きるのか?」という疑問への、見付からない解答を懸命に模索してる、そんな物語。
 なかなかに骨太なものを感じました♪

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