施設長の学び!研修の学び

見た目を積極的にほめる

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見た目を積極的にほめる

 “ほめる”行為の大切さは、もはや言うまでもないでしょう。
 これまで、当ブログでは「“ほめる”を伝えるために」「ほめ上手を目指して」「伝えるべきは“承認”」などの記事を通して、ほめることについて考えてきました。

 先日参加した研修で、相手をほめるワークを体験しました。
 2人1組になり、交互にほめ合います。「最低でも5箇所はほめるように」との指示。

 ところが、これが難しい。
 「ほめよう」と意識して臨んでいるにも関わらず、適した言葉がなかなか出て来ないのです。

 私たち参加者は、向き合ったまま、照れくさそうに苦笑するばかり。
 とりあえず、私は「笑顔が良いですね」。口に出してはみたものの、言葉が続きません。

 すると、講師(「笑いヨガ」のインストラクター)がお手本を披露。
 モデル役の相手に向け、「すてきな髪型ですね」「その眼鏡、似合ってますよ」「Tシャツの柄が楽しいなぁ」などと言葉が続きます。わずかな間に、ほめた箇所は20を数えました。

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ほめられる側は、どちらでも嬉しい

 「私たちには相手の内面をほめようとする傾向があります。だから難しくなる。だけど、実際は外見をほめても構わないのです」
 講師はそう言って、私たちに「見た目をほめてみて下さい」と指示しました。

 不思議なことに、外見はほめやすいのです。
 「ゴージャスなネックレスですね」「その靴は履きやすそう」…言葉がスルスルと出て来ます。目に入ったものを、ほめ言葉に自動変換している感じでしょうか。

 役割を交代し、今度は私がほめられる側に回りました。
 組んだ相手が「良い腕時計ですね」「ジーンズ姿がカッコ良いですよ」などと言ってくれます。いささか面映ゆいものの、決して悪い気分ではありません。
 考えてみれば、目に見えていることに基づいた言葉なので、事実無根という訳でもないのです。

 「内面をほめるには深い理解が必要ですが、外見はその場でいくらでもほめられます。それに、ほめられる側は、内面だろうと外見だろうと、どちらでも嬉しい。どちらでも良い影響を及ぼします。…難しく考えず、積極的にほめましょう」
 個人的に得意ではないのかも知れませんが。ほめることへの“勇気”が湧いてくる、講師の言葉でした。

photo credit: A flattering lens via photopin(license)

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