小川一水による大河SFの開幕編。
時は29世紀。植民惑星で起きた、圧制者とレジスタンスの激突を描く。
ところが、そんな革命や動乱という“前景”をよそに、もっと重大で深刻そうな事態が、どこか背後で進展してる模様。ほのめかしは多少あるけど、“えらく規模がデカいらしい”という以外よく分からない。
しかも、主人公たちの奮闘を無視するかのようなドンデン返しが発生。隠されてた“後景”が表に浮かんできたあたりで、物語は唐突に終わってしまう。
後を引くというか、すぐにでも続きが読みたくなる。
何ともニクい展開です♪