ベテランのコピーライターが、コミュニケーションの効果的な手法をまとめてる本。
自分のエゴを押し出して「伝える」のではなく、相手へ無理なく自然に「伝わる」ことを目指すべし。…こんな方針でもって、こちらの要求を通すコツや、相手に納得・共感してもらう知恵、アイデアをひねり出すフレームワークなど、さまざまな手法を紹介する。
すでに小売店やテレビ番組などに普及し、私たちが日常的に見知ってる手法もある。
とは言え、「知ってる」と「使える」は大違い。手法の裏にある狙いとか、伝わるメカニズムなどを、きちんと理解して使いこなしたい。
絵本みたいなスタイルで、とても読みやすい。
何故か、場末のスナックを営むオカマが主人公。そこに人語をしゃべるイルカが現れ、PRやマーケティングの極意を伝授するという。ブッ飛んだシュールさが笑えますw