きくち正太のグルメ(?)マンガ。
舞台の老舗料亭「一升庵」は、各界の著名人から地元の町衆まで客層が幅広すぎて、いくらぐらいで宴会とかできるのか、現実レベルでは見当がつかない。
女将の美女・半田仙にしても、料理から書画骨董にまで通じる粋人なのに、未だにサンタクロースを信じてるというカマトトぶりで、義務教育を受けてるように見えない。
そんな、ありそうに思えるけど絶対にありえないところが、本作最大の魅力かも。
夢の料亭に、夢の女将で、出てくる料理は極上…という、もはやファンタジーみたいな。
それはそれとして、生煮え気味だった主人公・グリコの恋が決着して良かったです。もうちょっと描き込んでほしかったけど♪