「辞典」じゃなく「図鑑」なところがミソ。著者がグラフィック・デザイナーというところもミソかな。
構造主義とか脱構築とか言語ゲームとか、古代から現代までの哲学者たちが提唱した理論や概念などを、シンプルにしてファンシーなイラストでもって分かりやすく紹介。
形而上の難解な問題も、「それって絵に描いたらこーゆーことなんだよね」とばかりに、徹底的に視覚化されてます。
原典に当たれるほどの知性にも気力にも余裕にも恵まれず、日本語の啓蒙書を読んでさえ理解もおぼつかない、私みたいな者には、便利この上ない一冊。
アカデミックな人たちから見れば、とんでもない“邪道”なんだろうけど♪