ノンフィクション作家の最相葉月による、東京工業大学での講義録。
打ち込むべき研究テーマの選び方について、先達に学ぼうという狙い。物故者の業績を紹介するだけでなく、現役の研究者を招いて語ってもらう趣向も。
目標を見定めて一途に頑張る人もいれば、偶然や気まぐれによって道が決まる人もいる。選択のケースはさまざま。
共通してるのは“テーマが独創的で有益”ってことぐらいかなぁ。
個人的には、原子物理学から心理学に転身した大学教授の話や、ショートショート(掌編小説)を発想するメカニズムを調べたエンジニアの話が、興味深かったです♪