SF版『ナニワ金融道』みたいな、宮内悠介の異色作。
遠未来の植民惑星「二番街」を舞台に、「バクテリアだろうとエイリアンだろうと、返済さえしてくれるなら融資をする」という方針の惑星間企業「新生金融」の社員コンビが、「宇宙だろうと深海だろうと、核融合炉内だろうと零下190度の惑星だろうと取り立てる」というガッツでもって奔走する。
物語の骨子からして面白そうなのに、実際の物語はさらにナナメ上。ガッツリとしたSFでありながら、ブッ飛んだホラ話でもあるぞ。
名作『銀河ヒッチハイク・ガイド』っぽい読み味と聞いてたけど、評判どおりでした♪